雑司が谷トピックス

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公開日:2017年03月23日

鬼子母神大門ケヤキ並木

参道のケヤキ並木は、天正年間に雑司ヶ谷村の住人長島内匠が奉納したものと言われ、雑司ヶ谷鬼子母神堂内の大イチョウとともに、東京都の天然記念物に指定されています(昭和15年4月)。樹齢400年を超えている古木が現在も4本残っています。
往時の参道両側には、茗荷屋、蝶屋、武蔵屋などの料理茶屋が並び、『遊歴雑記』にその繁盛ぶりが記されているほか、歌川広重画「江戸高名会亭尽」など浮世絵にも描かれています。
東京都への並木の移管及び管理にあたり、地元有志により“鬼子母神大門欅並木保存会”が設立され、半世紀以上前から保存活動や落ち葉対策に取組んでいます。保存会は、未来遺産協議会メンバーでもあり、平成27年(2015)12月には “雑司が谷案内処”前の枯木跡地に日本ユネスコ協会連盟による、未来遺産登録一周年「記念植樹」が行われました。
写真提供:鬼子母神 大門欅並木 保存会

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