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公開日:2017年03月14日

法明寺

江戸時代から桜の名所として知られているこのお寺は、正しくは威光山法明寺と言います。創建は弘仁元年(810)と区内最古のお寺です。慈覚大師の開基と伝えられ、もとは真言宗でしたが、正和元年(1312)に日蓮聖人の弟子日源上人により改宗されました。
境内左手にある梵鐘には、曲尺、算盤、天秤など度量衡の図案が彫られており、たいへん珍しい梵鐘です。酒井抱一筆の朝顔が描かれた蕣(あさがお)塚があり、また、墓地には楠公息女の墓(姫塚)や豊島氏累代の墓があります。桜の季節には、参道から山門に続く桜並木を見に、多くの方が訪れます。

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