雑司が谷未来遺産協議会とは
副都心池袋に隣接しながら、千年以上の歴史と文化を持つ街、「雑司ヶ谷(※1)」地域。 ここには弦巻川が育んできた武蔵野の面影を残す「自然」、鎌倉古道の旧跡や江戸期・明治期の建築物など貴重な「文化財」、伝統行事である御会式、伝統工芸品のすすきみみずくなど、この地で暮らす人々の絆に支えられた地域の「伝統」が息づいています。歴史と文化を継承した雑司が谷のまちづくりは、現在もなお、雑司が谷内の新旧さまざまな施設や活動団体に支えられながらも、未来の雑司が谷のために歩んでいます。このような雑司ヶ谷地域の取り組みが認められ、平成26年12月、日本ユネスコ協会連盟の「プロジェクト未来遺産(※2)」に登録されました。
このような背景から、雑司ヶ谷地域に関連の深い団体等が将来像を共有し、相互に連携をしながら活動をしていくことを目的に「雑司が谷未来遺産協議会」が設立されました(平成27年7月)。
(※1)雑司が谷未来遺産協議会が取り組むプロジェクトのエリアは、住居表示上の「雑司が谷」に限定せず、かつて「雑司ヶ谷」と呼ばれていた、現在の南池袋や西池袋の一部も含みます。
(※2)地域の豊かな自然や文化を100年後の子どもたちに残すために、地域の市民団体が取り組む活動について厳正な審査を行い、「プロジェクト未来遺産」として登録している。