入選作品が決定しました!

第5回雑司が谷フォトコンテストにたくさんのご応募ありがとうございました!

<特別審査員(日本大学芸術学部写真学科 田中里実 教授)からの全体講評>
今回は、応募作品数が例年よりかなり多くなりました。コロナ禍ということもあり、身近な地域に目が行く機会になったのかもしれません。 皆さんが見逃しがちな“身近”なものを発見し、切り取ることができる…そこが写真の良いところです。今回、そのような特長がよく出ていて、伝統あるものから現代的な都市風景まで、雑司ヶ谷地域ならではの作品が揃いました。雑司ヶ谷地域の小学校児童からの応募も多数あり、大人が気付かない視点から身近なものを発見し、撮影してくれたことは喜ばしいことでした。これからも大人たちだけでなく、次の世代を担う子どもたちからの応募が続くことを期待したいです。

最優秀賞

なつかしや・・・

投稿者:ebapi/江原敦史

大正時代創業の「いせや食料品店」さんに残っている「冷蔵庫」の木の扉です。かなりの年代物です。ご贔屓のお客様のお言葉でしょうか。「なつかしや 丹精こめし 伊勢屋の黒豆」の文字が見えます。いせや食料品店さんの手作りお惣菜は多くの方に愛されてきたのですね。写真を撮らせていただきながらたくさんお話を聞かせてくださいました。再開発で、戦前から続くこのお店が取り壊されるそうです。ショックです。。。

<特別審査員からのコメント>
写真は瞬間的な表現方法と言われますが、長い時を表すことができます。見事に時間を表現されました。

優秀賞

  • 感応寺跡処 雪の風景

    投稿者:mm33mm33ut/岩田智明

    踏切を渡るひと、
    降りしきる雪、
    見え隠れする尾灯
    雪の風景
    かって、感応寺の大伽藍のあった処

    <特別審査員からのコメント>
    雪の日の写真表現は難しいのですが、よく構成されています。

  • 山門の春

    投稿者:マサル/伊藤優

    桜に彩られた法明寺の山門を撮影しました。 参道から山門までの風景は、池袋という繁華街が近くにあるのを感じさせない落ち着きがあり、桜が咲き誇る春の景色は、とても素晴らしいものがあります。

    <特別審査員からのコメント>
    桜を撮るお手本のような写真です。

  • 雑司ヶ谷の京

    投稿者:KEN.T/高島賢

    ここに来ると京都を感じる。そんな世界観がここにある。

    <特別審査員からのコメント>
    この場所を撮影された方は多かったのですが、アイデアとタイトルで群を抜いていました。

  • 紅梅と猫

    投稿者:john_summer/沈泰然

    一匹の猫は紅梅の下に休憩しているようですが、ちょうど夕日の日差しは紅梅と猫の毛を照らし、素敵な初春の護国寺の景色を見せてくれました。

    <特別審査員からのコメント>
    構図・光の使い方・その一瞬を見逃さない目。素晴らしいです。

Aエリア賞

  • 桜と雪・法明寺

    投稿者:はな/門間悦子

    桜吹雪と雪の法明寺です。

    <特別審査員からのコメント>
    トンネル効果を使いうまく構成しました。花冷えがとてもよく伝わります。

Bエリア賞

  • 猫の姿

    投稿者:john_summer/沈泰然

    夕日がもうすぐ沈むタイミングに、護国寺にいる一匹の猫はちょうど日差しが届くところに座っています。その姿はとても神々しく、護国寺では猫が神様や仏様の御使いではないかと一瞬思いました。

    <特別審査員からのコメント>
    猫ちゃんの写真で応募された中で一番ドラマチックでした。

審査員特別賞

  • ちとせこばしからの夜景

    投稿者:Sylt/谷口清和

    「ちとせこばし」千登世橋は知っていましたが橋に取り付けてあるプレートをみてそんな名前だったと思い出しました。 (^^;)

    <特別審査員からのコメント>
    都電を撮影された方は沢山いらしたのですが、光の使い方が秀逸でした。

WEB投票賞

  • いつか夜は明ける

    投稿者:うすただ/臼井規

    雑司ヶ谷霊園を照らし始めた朝陽を見て、いつか平穏な日常が戻ってほしいと思いました。

    <特別審査員からのコメント>
    美しい風景写真になりましたね。

第5回特別賞

南池袋小学校の皆さん

<特別審査員からのコメント>
 写真を撮ることは「発見」です。身近な場所は見過ごしがちですが、写真機を持って出かければ自然と新たな発見に繋がります。今回コンテストに応募してくれた南池袋小学校の皆さんの写真には、我々には気が付かない素晴らしい「発見」が沢山ありました。この経験を生かし様々な「発見」を繰り返し知識を増やして下さい。来年も新たな「発見」を見てみたいです。頑張ってください。